誕生ストーリー

コンデンス除湿機AZは、無電力造水技術のDNA、ロングセラーとなった『コンデンス除湿機』で培ったノウハウ、そしてユーザーに密着した緻密な調査データを駆使して誕生しました。

夢の無電力造水技術を活かしたモノ創り

『砂漠で水を得るには?』。この地球規模の難題に、私達は独自の方法でアプローチしました。
それは 『空気中から水を作る』 ということ。

カンキョーのオンリーワン造水技術は、自然界に存在するエネルギーを駆使し、無電力・メンテナンスフリーで空気中から水を作り出すことができます。

『この独自技術を更に改良して、多くの人々の生活に役立つ製品は作れないか?』。この研究から生まれたのが、高温多湿の日本には必須の家電である除湿機だったのです。
『無電力造水技術』を活かしたハイパワー・高効率な除湿機。『すべてにおいて圧倒的な高性能を』これが、開発のメインテーマとなりました。

コンデンス除湿機の誕生
10年のロングセラー

数えきれないほどの実験とフィールドワークを経て誕生したハイパワー・高効率な除湿エンジンを、私たちは『コンデンス方式』と名付けました。
『コンデンス』とは『凝集』という意味。空気中だけでなく、洗濯物やベッド、カーペットなどに染み込んだ余分な湿気を一気に凝集させて水に変える高性能エンジンが完成したのです。

この高性能な除湿エンジンを搭載した『コンデンス除湿機』は、2002年に販売をスタート。その高い部屋干し性能が主婦の間で話題となり、利用者の満足度91%、累計販売台数20万台のロングセラーとなりました。また、その高い耐久性と衛生性から、保育園やエステサロンなどの業務用でも多く利用されるモデルとなりました。

エスノグラフィ 主婦と共に新しい除湿機

コンデンス除湿機の発売から10年。
その間、私たちは多くのユーザーからたくさんの喜びの声を頂きました。その一方、改良すべきポイントもいくつも見えてきました。除湿機にネガティブなイメージを持っている方のお話もたくさん伺ってきました。

『もっと喜んでもらえる除湿機を』、『従来の除湿機の不満を解決する除湿機を』。

私たちは、まったく新しい除湿機の開発に着手しました。開発にあたり、新たに取り入れたのが『エスノグラフィ』と呼ばれる新しい調査手法。多くのユーザーにご協力頂き、日々の生活をきめ細かく密着調査。その中で我々が気付いたのは、湿気と上手に付き合うことの”難しさ”と”重要性”でした。適度な湿度環境を作れず、多くの女性が無意識のうちに多大な生活ストレスを抱えていたことがわかったのです。

調湿
ぜくら造りに学んだ「共湿」というライフスタイル

高機密住宅が当たり前となった湿気大国の日本において、湿気にまつわる生活ストレスは絶えません。平均して3日に1回は降る雨。部屋干しでお部屋はジメジメ。お風呂場はすぐに湿気でカビだらけ。でも、冬が来れば、空気は乾燥してノドはカラカラに。ところが、窓や玄関には結露が・・・。

今の日本の住宅環境では、お部屋の中を適度な湿度に保つことが本当に難しくなっていたのです。

でも、かつての日本には、湿気と上手に暮らす独自の知恵・文化がありました。除湿機など必要のない時代があったのです。例えば、正倉院の校倉造(あぜくらづくり)。ヒノキで作られたこの高床式の倉庫は、夏でも冬でも湿度がほぼ一定に保たれます。ヒノキのもつ『調湿作用』を上手に使っているのです。
この『調湿』こそが、多くの女性が無意識のうちに感じている生活ストレスを減らす糸口になると考えました。

コンデンス除湿機AZの誕生

『調湿という先人の知恵・文化を現代の生活環境に再現できる除湿機を作ろう』。コンデンス除湿機AZは、この開発コンセプトで誕生しました。これまで多くのユーザーに喜ばれてきた圧倒的な除湿・乾燥性能はさらに進化させ、そこに『調湿機能』を加える。多くの女性の『生活ストレスの無いライフスタイル』の実現を目指し、新技術を惜しみなく投入しました。専門メーカーのノウハウとエスノグラフィの結果から生まれた『3つの調湿モード』、省エネと快適性を見張る『エコ調湿センサー』、独自の気流技術『3Dドライベール』。

コンデンス除湿機AZは、圧倒的な除湿・乾燥機能に『調湿』という新発想の機能をプラスした『まったく新しい除湿機』となったのです。


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